※このページにはプロモーションが含まれています。

ロゴマークの作り方とデザインのコツ|魅力的なロゴを作成するポイント

開業準備
  • お店のロゴをどうしたらいいか悩んでいる。
  • そもそもロゴマークって必要なの?
  • ロゴ作りで大切なことは?

ブログをご覧いただきありがとうございます。

現在グラフィックデザイナーの仕事をしていますが、未経験からカフェ開業を目指していて、同じような夢を持つ皆さまに役立つ情報を発信しています。

店舗開業において、お店の顔になる【ロゴ】の存在は非常に重要で、お店の印象や行末に大きく影響してきます。

『たかがロゴでしょ?』『ロゴ1つでそんな影響なんて大袈裟な。』と思っている方、ロゴを甘く見てはいけません。

ロゴは、単なるデザインの要素ではなく、ブランディング顧客とのコミュニケーション、そして店舗の一体感を生み出す重要なツールとしてお店の成功に大きく関わってきます。

この記事では、お店におけるロゴがどのようにお店に影響するのか、ロゴ作りで考えるべき大切なこと、魅力を引き出すロゴ作りの方法をカフェを例に解説したいと思います。

グラフィックデザイナーとしての考え方や経験談も踏まえてお話しするので、ぜひ最後まで読んでみてください。

では、早速解説していきます。

お店にとってロゴデザインは重要なの?

店舗を開業しようと思ったときに、店舗の内装やメニュー開発に力を入れる方は当然多いとは思うのですが、忘れてはいけない大切なものの1つが【ロゴデザイン】です。

ロゴがお店にもたらす影響というものにどういったものがあるのか、1つずつ見ていきましょう。

 

ロゴがもたらす影響① お店の第一印象を決める

人が初めて見たものからの印象は、数秒で決まると言われています。
お店のロゴや看板のデザインによって、私たちがそのお店における印象は大きく変わってきます。

今回は、カフェを例にあげて解説していきます。

例えば、こういったシャープで洗練されたロゴはどういった印象を受けるでしょうか?

ロゴから『都会的おしゃれだな』とか『女性に人気がありそうなお店だな』とか、そいうった印象を受ける方が多いのではないでしょうか。

では次に、手書き風のロゴのお店はどうでしょうか?

『アットホームで温かい雰囲気だな』『ナチュラルな雰囲気のお店かな』など、そういった印象を受けるのではないかなと思います。

ではさらに、こういったゴシック調のロゴだとどうでしょうか?

気軽入りやすそうだな』『男性のお客さんも多そうだ』などといったことを感じられるのはないでしょうか。

また、こういったロゴはレトロな雰囲気が出ていますね。

お店というのは、店内だけで印象が決まるのではなく、ロゴ自体もお店の雰囲気の一部を担っているということになります。

つまり、自分のお店が大切にしているコンセプトやターゲットにしているお客様と、お店のロゴデザインが一致していないと、統一感のないチグハグなお店になってしまうということです。

 

ロゴがもたらす影響② ブランディングの核となる

ロゴは、お店の看板、メニュー、チラシ、商品、SNSアイコンなど、さまざまな場面で使われます。
一貫性のあるデザインはお客様の記憶にも残りやすくなります。

魅力的なロゴはお客様がSNSに投稿したくなる素材となり、マーケティングの強力なツールとなります。
そして、その投稿を見た人が一目でそのカフェを認識できるアイコンとしても機能します。

また、私たちは商品を購入するときにその物自体の品質だけだはなく、そのデザインや見た目に強く影響されることが多いです。

私は手土産のおやつとか買うときも、味とか品質は実際どうなのか分からなくてもおしゃれなパッケージのやつ選びがちです。

購入した商品のデザインが美しいと、満足感も高まり、リピーターになりやすい傾向があるのです。

 

ロゴがもたらす影響③ お客様との感情的な繋がりを生む

ロゴには、お店のコンセプト想いを込めることができます。

例えば、コンセプトにしている食材をモチーフにしたり、私たちはこういう想いでお店をやっています、などのメッセージを視覚的に表現することができます。

また、コンセプトを深く考えて想いを形にできたロゴは、本当に愛着が湧きますし、大切にしたいと思えるはずです。

ここで、夫が先日ロゴの依頼を受けて、制作したロゴマークについてお話ししたいと思います。

 

ロゴ制作の依頼を受けて、作ったロゴが依頼者に与えた影響の話

先日、友人のお父さんが、ある『こどもクラブのロゴ』を作ってほしいということで依頼を受けました。

地域のボランティアやキャンプ活動などを行うチームということで、初めは、キャンプにちなんだキャンプファイヤーやテントをモチーフにしたロゴがいいということでデザインしました。

そこから、キャンプグッズをモチーフにした他のデザインも見てみたいということでデザインのイメージの幅がどんどん広がっていき、依頼した本人たちもどのように決めていけばいいか分からなくなっていきました。

そこで、夫は、一度そもそものロゴの意義を考え直した方が良いとアドバイスをしました。

  • そのこどもクラブはどのような理念で活動しているのか
  • 地域にとってどのような存在でありたいのか
  • こどもクラブを通して、こどもたちにどのように成長してもらいたいのか

そのようなことをもう一度、依頼者である友人のご家族と一緒に整理していきました。

すると、友人のご家族自身も頭の中が整理されたようで、『原点に戻れて、このこどもクラブと言えばこれだ!というものが再認識できました!』ということで、ある1つのモチーフが一番重要だという決断をすることができたのです。

その後、そのモチーフを使ったロゴを作ったのですが、ご家族や関係者の皆さん満場一致の納得のロゴが完成しました。

そして関係者の皆さんそのロゴを大変気に入ってくださり、周りに自慢するほどとても大切にしてくださっています。

その団体の存在意義を一生懸命考え、ロゴにその想いを込めて表現できたことで、改めてクラブの活動の方向性を再認識し、ロゴマークと共に私たちはこのような団体です、と一言で表現できるようになったのです。

この経験を通じ、改めてロゴマークはただのマークではなく、その組織にとっての方向性や関わる人たちを繋げる大事な存在なんだと実感しました。

 

お店にとって良いロゴマークとは?

お店にとってロゴマークは重要だということは分かっていただけたとは思いますが、では、お店にとって『良いロゴマーク』とはどのようなデザインなのでしょうか?

【結論】
経営者がどのようなお店としてお客様に認知してほしいか、を表現できているロゴ
表現したロゴが自己満ではなくニーズや客層とマッチしていること

初めに、ロゴによって見る人に与える印象が変わるということや、そのデザインがお店のブランディングに影響するということをお話ししました。

お店を作ろうと思ったときに、皆さんコンセプトを決めると思います。

例えば、
・コーヒー豆にこだわったカフェ
・地元の食材を使った手作りスイーツ
など

例えば、コーヒー豆にこだわったカフェが特徴だとした場合、そのお店の看板やロゴを見たときにお客様がそのコンセプトを感じ取ってもらえていないと良いロゴとは言えません。

 

ロゴの良い例・悪い例

分かりやすい対比で、良い例悪い例を見てみましょう。

良い例は、COFFEEという文字があるのでパッとロゴを見ただけで、まずコーヒー屋さんということが分かります。
そして、ミルの渋いモチーフやフォントから、コーヒー豆にこだわったお店だという雰囲気が感じられます。

逆に悪い例は、ロゴを見ただけでは何のお店か分かりません。
また、デザインやフォントがとても安っぽく、コーヒー豆にこだわったお店だとは到底思えないですよね。

今回はとても分かりやすい例を出しましたが、ロゴはお客様にどのようなお店だと認知してもらいたいかを表現することが第一に大切になってきます。

ですが、ただコンセプトを表現できたからと言って、お店にとって良いロゴだとは断言できません。

なぜなら、作ったロゴが自己満で終わってしまっては、そのロゴのブランディングの力が効果的に発揮できないからです。

 

ロゴをデザインをする上でのNG行動

ロゴを作る上でありがちなのが、悪い意味で経営者のエゴでデザインをしてしまうことです。

ケース①】
例えば、コーヒーを分かっている人に来て欲しいという想いで、敷居の高い雰囲気のお店や、そのコンセプトが伝わるロゴが表現できたとします。

経営者としてはカッコイイと思えるお店やロゴができて満足していたとしても、お客様にとってはとても入りづらく、顧客になりうる人の客足を遠ざけることも多々あるのです。

【ケース②】
また違うケースとして、お店のロゴが大衆的で入りやすい雰囲気のお店があったとします。

そのお店の商品やメニューが、ロゴの雰囲気に合わずもし高かったら、お客様はどう感じるでしょうか?

『思ってたより高い』とマイナスの印象を与えてしまうかもしれません。
それは、お店のブランディングが間違っているということになり、お店にとって良いロゴだとは言えません。

このようなニーズとのミスマッチがロゴ単体だけで全てが決まると言いません。
しかし、ロゴは『たかがロゴ』と軽く考えてはいけない大切な存在なのです。

 

実際ロゴマークを作っている個人経営カフェは少ない

今回、ロゴマークを集めるために街のいろんなカフェを巡りました。
そこで気付いたのですが、個人経営のカフェで、ロゴタイプはあってもロゴマークがあるお店は非常に少なかったです。

【ロゴタイプ】とは? →文字のみ
【ロゴマーク】とは? →文字とマークの組み合わせ

個人経営のカフェでロゴマークが少ないのは、いくつか理由が考えられます。

  • ロゴマーク制作のためのコストがかかる。
  • 小規模のカフェでは、店名を伝えるロゴタイプのみで十分と判断。
  • そもそもロゴマークの重要性や効果的な活用方法を理解していない

一方、チェーン店などのお店はロゴマークが存在している場合がほとんどです。

普段あまり意識していない方も多いかもしれませんが、街のチェーン店のお店を見ていただくと、それぞれ工夫されたロゴが存在していることが分かると思います。

それぞれお店は、ブランド認知度の向上や、コンセプトの伝達集客マーケティング効果を意識し、ロゴマークを活用してブランド戦略を強化しています。

 

ロゴは自分で作れるの?

お店にとって良いロゴマークが分かったところで、では、そのロゴは自分で作れるのか?という話です。

【結論】
『ロゴを作る』ということ自体はできるが、『ブランディングを意識したロゴを作る』には良いデザイナーにお願いした方が良い。

例えばCanvaなどを使えば、ロゴの無料のテンプレートもあるので、自分で作ろうと思えば作ることは可能です。
自分で作れば依頼する予算を削減することはできます。

ただ、先ほど話をしたようにブランディングを意識したデザインを作るのは、正直結構難しいです。

一度作ったお店のロゴは、そう簡単には変更できません。

また、デザインには美しさも重要です。
デザインを経験している人だと感じるデザインの違和感や、バランスの気持ち悪さなどがあります。

それは感覚的な部分もあり、美しくないと感じ取れる感覚は人によってさまざまでセンスの部分なので、やはり経験を積んでいるデザイナーに依頼することをおすすめします。

 

ロゴをデザイナーに依頼するには?

デザインをデザイナーに依頼なんてしたことないし、どうやって依頼したらいいの?と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?

一見ハードルが高く感じられるかもしれませんが、わりと気軽に依頼することができます。

ご存知の方も多いと思いますが、デザインを依頼するのにおすすめなのが、ココナラです。

ココナラは、個人の特技や専門知識を売買できるオンラインプラットフォームで、初めての方でも気軽に依頼することができます。

利用方法としては簡単で、流れはこんな感じです。

  1. アカウント作成:ユーザーは無料でアカウントを作成します。
  2. サービス検索:希望するサービスを検索し、出品者の評価やポートフォリオを確認します。
  3. 依頼・購入:具体的な依頼内容を伝え、サービスを購入します。
  4. 納品と評価:完成したサービスを受け取り、評価を行います。

ここでは、理想のロゴをスムーズに完成させるための、依頼する際の注意点などをデザイナー目線でアドバイスしたいと思います。

 

依頼するデザイナーの選び方

ココナラのカテゴリの中に、デザイン→ロゴデザインがあります。

そこにはたくさんの出品者がいるのですが、やはりデザインにはその人の好みや得意な雰囲気があるので、出品者のこれまでのデザインを見て、自分が求めている雰囲気のデザインを作っている方を選びましょう。

  • シンプル・スタイリッシュ
  • 丸み・温かみ
  • アメリカン・ビンテージ
  • モチーフ・手書き など

 

デザインを依頼するときに伝えるべきこと

デザインを依頼するときに、重要な内容をきちんと伝えれているかいないかで、デザインの仕上がりが大きく変わってきます。

デザイナーとしては、情報が全然なくて、『いい感じに作って』というざっくりな依頼が一番困ります。

以前からお付き合いがあって、クライアントさんの好みやこちらのデザインを信頼していただいている場合は大丈夫なのですが、初めてのクライアントさんだとより情報が大切です。

情報は、あるだけあった方がありがたいです。

追加追加で時間差で情報を渡すのではなく、初めに準備しておきましょう。

【あるだけあると良い情報】

  • お店のコンセプト、強み
  • お店の雰囲気(イメージ写真などあれば)
  • ターゲット
  • デザインイメージ(イメージ画像あれば)
  • 希望カラー
  • 今後ロゴをどのように使いたいか(カップシール・名刺を作りたいなど)

これらの情報をもとにどの部分をピックアップしてデザインするかは、そのデザイナーの感覚センス次第です。

また、一度上がってきたデザインに対して、修正何回まで無料など決めているデザイナーさんもおられます。

もし修正依頼がある場合も、注意点があります。

【修正依頼をするときの注意点】

  • もしご家族や共同で経営をする場合は、一緒にデザインを見て検討する。
  • 素人が変に要望を出すとデザインが迷宮入りする可能性もあるので、依頼したデザイナーさんが信頼できる場合、相談した上でデザインを委ねた方が良い

先ほど、実際に夫がロゴ制作の依頼を受けて、依頼者の中で判断ができず迷宮入りしてしまった実例をお話ししました。

このようなケースは、依頼者の想いが強いからこそ起こるケースで珍しいことではありません。

なので分からなくなってきたときは、依頼したデザイナーさんが信頼できる場合は、その旨を相談した上でデザイン修正の依頼をすることをおすすめします。

この辺を意識していただくと、デザイナーさんとのやりとりもスムーズになり、お店にとってより良いロゴデザインが出来上がると思います。

 

まとめ

今回は、店舗開業において『ロゴをどうしたらいいか悩んでいる。』『そもそもロゴマークって必要なの?』『ロゴ作りで大切なことは?』といったロゴに関する疑問に、グラフィックデザイナーとしての目線も踏まえて解説しました。

ロゴがもたらす影響として、

  • お店の第一印象を決める
  • ブランディングの核となる
  • お客様との感情的な繋がりを生む

といった項目をあげ、ロゴは単なるデザインの要素ではなく、ブランディング顧客とのコミュニケーション、そして店舗の一体感を生み出す重要なツールとしてお店の成功に大きく関わってくる、というお話しをしました。

では、お店にとって『良いロゴマーク』とはどのようなデザインなのか?という疑問に対し、グラフィックデザイナーとしてのこれまでの経験も踏まえた上で、このように結論付けました。

【結論】
経営者がどのようなお店としてお客様に認知してほしいか、を表現できているロゴ
表現したロゴが自己満ではなくニーズや客層とマッチしていること

また、そのロゴマークは自分で作れるのか?という疑問に対しの結論はこちらです。

【結論】
『ロゴを作る』ということ自体はできるが、『ブランディングを意識したロゴを作る』には良いデザイナーにお願いした方が良い。

デザイナーにロゴマークを依頼するおすすめの方法は、ココナラです。

これまでお話した重要な存在であるロゴマークを、予算をかけてでも経験を積んだデザイナーに依頼して、よりお店の魅力を発信してきましょう。

初めてでも気軽に依頼ができますし、どのようなデザイナーさんがいるのか見るのは無料なので、ぜひ一度この機会にチェックしてみてください。

いかがでしたか?
『ロゴについてあまり深く考えたことがなかった。』という方や『どうしたらいいか悩んでいた。』といった方の参考になりましたら幸いです。

今後も店舗開業について、皆さまにお役に立てる情報を発信していければと思っています。

最後まで読んでいただきまして、誠にありがとうごさいました😊