書道で師範になるには?方法と流れ分かりやすく解説

タイトル その他
  • 書道で師範になるのはどうしたらいいの?
  • 具体的に流れを知りたい

私は現在、実用ペンで

『師範』を持っています。

私は、幼稚園の頃から書道を習っていて、途中10年くらいお稽古に行かなかったこともあったのですが、また大人になってから習い始めて現在も続けています。

約20年ほど習っていますが、なぜ今も続けているのかは、別の記事で詳しく書いているので、もし良ければこちらも読んでいただけると嬉しいです♡

ここでは、実際に私が所属している団体での、師範になるまでの流れを分かりやすく解説してきます♪

 

段級位のある書道教室に習いに行く

段級位のある書道教室に習いに行く

まずは、段級位のある書道教室の流派や団体に所属することから始まります。

書道教室は、『書道教室 ◯◯』
(◯◯は、通いたい都道府県や地域の名前)
で検索すると、いろいろと書道教室が出てきます。
そしてさまざま教室の候補が出てくると、どこに通ったらいいか悩みますよね。

なので、実際私が習っているからこそ重要だと思う、【教室を決めるときのポイント】もお話ししたいと思います(*^^*)

ちなみに私は、『草心会』という団体に所属しています。
『草心会』は、本拠地「神戸」を中心に広がっています。
『草心会』では段級位があるので、師範を目指すことが可能です。

私が『草心会』に所属することになった経緯は、子供の頃のお友達が、そこに所属する教室に通っていて、紹介してもらったからです。

 

書道教室を決める大事なポイント①

自分が学びたい種類があるか確認する

私が思う書道教室を決める大事なポイントの1つ目は、自分が学びたい種類があるか確認する】です。

書道教室もいろいろあって、学べる内容が教室によって異なります。

  • 毛筆
  • 硬筆
  • ペン字
  • かな

こういった種類があるので、自分が学びたい内容がその教室で学べるのか確認が必要です。

ちなみに現在私は、

  • 漢字条幅
  • 漢字規定
  • 漢字古典
  • かな規定
  • かな古典
  • 実用毛筆
  • 実用ペン

を習っています。

以前、職場の先輩は、ペン字だけを習いたかったみたいで、ペン字に特化した教室に通っていました。
そこでは段級位がなかったみたいなので、師範を取りたい方は、師範が取れる教室を選んでくださいね☆

 

書道教室を決める大事なポイント②

教室のスタイルが自分に合っているか確認する

私が思う書道教室を決める大事なポイントの2つ目は、【教室のスタイルが自分に合っているか確認するです。

子供たちが多いにぎやかな教室、大人の方メインで落ち着いた雰囲気の教室、など雰囲気は教室によって様々です。
さらに細かい部分を話すと、私が通っている教室は椅子に座って書くスタイルなのですが、同じ団体でも別の教室は、正座して書くスタイルみたいです。

こういった違いもあるので、事前にネットで調べたり、見学させてもらって自分に合うか判断することが大事だと思います。

 

書道教室を決める大事なポイント③

流派や団体、先生の『字』が好きかどうかを見る

私が思う書道教室を決める大事なポイントの3つ目は、【流派や団体、先生の『字』が好きかどうかを見るです。

これは、「どういうこと?」と思う方もいるかもしれませんが、意外と重要なんです。

字がキレイになって師範になるということにおいては、どこで学んでも一緒だと思うかもしれませんが、学ぶためのお手本にしている『字の雰囲気』が流派や団体、先生によって全然違います。

 『古典』は、中国や日本の古人の書いた書物の字を、そっくりそのまま真似て書くので、どこで学んでもお手本は一緒なのですが、私が習っている『規定』や『実用』は、その団体の先生が書いたお手本を元に練習して書くので、自分の目指す字がその流派や団体の字になるということです。

お手本
お手本

私の今の先生もずっと『草心会』に所属されているのですが、違う団体の書道教室の先生も経験されたことがあって、そこで使用されているお手本の字が、今まで先生が学んできた字と雰囲気が違ったみたいで、「違和感があって自分には合わなかった」とおっしゃっていました。

どのような字をお手本にして練習していくのかは、実際教室に行ってみないと分からないかとは思いますが、『こういった決め方もあるんだ』ということも頭の片隅に置いていただければと思います。

ではここからは、師範になるまでの流れの続きを解説していきますね( ^ω^ )

 

毎月決められた課題の作品を提出する

毎月決められた課題の作品を提出する

私が習っている『草心会』では、毎月、お手本や所属している方の段級位などが載った冊子がもらえます。

そこに掲載されている毎月決められたお手本をもとに練習し、書いた作品を出品します。
出品した作品は本部に集結され、先生方がチェックして評価します。

そして、翌月に先ほど言った冊子に自分の段級位が掲載されます。

冊子

最初は8級から始まり、
8級→7級→6級…、1級→初段→二段…、七段→教師→準師範→師範
といった感じに上を目指していきます。

毎月提出すれば必ず毎月上がっていく、というものではないので、毎月練習して毎月コツコツ出品していくことが大切です。

 

年に一度、進級試験を受ける

年に一度、進級試験を受ける

そして順調に段が上がって、五段ぐらいの上の段になってくると、毎月の出品ではそれ以上あがらなくなってきます。

それ以上段を上げるためには、1年に1回の進級試験を受けないとダメです。

進級試験と言っても、どこか試験会場に受けに行くというものではなく、試験を受けるための費用は別途必要なのですが、いつも通っている教室で、進級試験用の決められた字を書いて出品する、といった感じです。

毎月の出品は、1つの項目につき1つ出品すれば良いのですが、進級試験は、1つの項目につき2つ、3つ出品しなければなりません。

こちらも受けたら必ず上がるものではないので、地道に試験を受けて師範を目指していきます。

先日の進級試験で『師範』を取ることができました。

現在私の段級位は、

  • 漢字条幅→二段
  • 漢字規定→七段
  • 漢字古典→七段
  • かな規定→七段
  • かな古典→七段
  • 実用毛筆→準師範
  • 実用ペン→師範

といった感じです☆

ちなみに、実用毛筆も受けたのですがダメだったので、またチャレンジします。。。!

努力は無駄にならないので、教室や家などで練習して毎月コツコツ出品して腕を磨いていきましょう٩( ‘ω’ )و

 

今回は、書道で師範になるための方法と流れを、実際の私が通っている教室での流れを具体的にお話ししました。

所属する団体によって違いはあると思いますが、師範を目指す方が、師範までの道のりを少しでもイメージできましたら幸いです。

『師範』という免許を持つことは、将来自宅や教室で教えたりするときの信頼の証になります。

引き続き、私も書道教室に通って全ての項目を上の段に上げていければと思っておりますので、この記事をを読んでくださった皆さまも、ぜひ一緒に頑張りましょう♡

最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊

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