夫が『カフェを開きたい!』と言い出し一緒に動き出したものの、実際に調べたり勉強する中で、私自身もたくさんの変化をがありました。
「夫婦で一緒に働けるのは楽しそう」「人生一度きり、突き進むべきだ!」と思っていたことも、現実を知ることで考え方が変わったり、視野が広がったりしていきました。
この記事では、カフェ開業を目指して実際に変わったこと、気付いたことをご紹介します。

カフェ開業に興味がある方にとって、何かの参考になれば嬉しいです!
お金に対する意識が変わった

カフェ開業に必要な資金を調べると、想像以上にお金がかかることを実感しました。
- 物件取得費用(保証金・敷金・仲介手数料)
- 設備投資(コーヒーマシン・調理機器・内装工事)
- 運転資金(仕入れ・家賃・広告宣伝費)etc…

地方で800万円~、都市部だと1,000万円以上かかると学びました。
初期費用について計算してみた記事もあります。
さらに開業後も毎月の固定費が発生します。
お店を開業するにあたっては、日本政策金融公庫で創業融資を受けられる方が多いと思いますが、その創業融資の平均は830万円と言われています。(参考:日本政策金融公庫)
もし借入できたはいいとしても、その後、
そのようなこともしっかり考えなければなりません。
大変さを伝えたいわけではなく、『現実的に考える力がついた』という気付きが大きかったです。
【変わったこと】
・貯金や資金計画をするようになった。
・開業資金をどう確保するか?を真剣に考えるようになった。
・補助金、融資制度について調べるようになった。
・お金の勉強をするようになった。
カフェ経営のリアルを知った

カフェ開業は「おしゃれで楽しい仕事」のイメージが強いですが、実際には経営の厳しさもあります。
- 利益を出すのが難しい。(原価・家賃・人件費などを考えると、思った以上に利益が残らない)
- お客様が来なければゼロ。(固定費は毎月発生するのに、売上は保証されない)
- カフェブームの影響。(新規参入が多く、競争が激しい)
例えば、原価30%、家賃10%、人件費30%とすると、売上100万円でも 手元に残るのは10万円以下というケースも珍しくありません。
こうした現実を知ることで、開業する前は「美味しいカフェオレを提供したい!」という気持ちが大きかったですが、今は「どうやってお客様に来てもらうか?」「継続できる経営とは?」も重要だと考えるようになりました。
【変わったこと】
・「趣味」と「ビジネス」は違うと実感。
・経営の視点を持つようになった。
・立地、メニュー、価格設定など、売れる仕組みを考えるようになった。
SNS・ブログの活用を考えるようになった

最初はカフェ開業のための勉強をしていましたが、SNSやブログで発信することの重要性に気付きました。
- カフェの集客にはSNSが欠かせない。(Instagram、X(Twitter)、TikTokなど)
- ブログで開業の記録を残すことで、未来の自分の資産になる。
- 開業前からファンを作ることが大事。
実際にブログを始めてみると、投稿によって反応の違いがあることを実感しました。
自分では、ものすごく時間をかけて魂を込めて書いた記事だから「これはいい記事だろー!!」と思っても、全く読まれないこともあります。
逆に、なぜこのワードが検索されて読まれているんだ?と思う記事もあります。

だからおもしろい。
最近夫もInstagramを始めたのですが、SNS全くの初心者でしたがリール用の動画編集もできるようになりました。
また、自分が作った料理に対して「美味しそう!」とコメントをもらって交流したりして、どのように発信すれば反応があるのか、いろいろ試す中でWebマーケティングの勉強になっています。
ちなみに、これまでで一番伸びたリールは、コーヒーをドリップしてカフェオレを作るリールでした。

でも何故それが一番伸びたのか自分たちでも分かっていません。笑
そのリールではカフェオレの横にパンを置いたりしたので、「もしかしたら視覚的に美味しそうに見えたから?」と仮説を立てながら試しています。
【変わったこと】
・開業前からSNS・ブログを活用する大切さを学んだ。
・どうやったらフォロワーが増えるか?を意識するようになった。
・共感される発信とは?を考えるようになった。
「開業」だけがゴールではないと気付いた

最初は「カフェを開くこと」がゴールだと思っていましたが、実はもっと自由な働き方もあることに気付きました。
- 必ずしも実店舗を持たなくてもいい。(キッチンカー・間借りカフェ・オンライン販売など)
- ブログ、SNSで収益化する方法もある。(アフィリエイト・広告収入・オリジナルグッズ販売)
- 自分の強みを活かした働き方を考えられる。
知人に「お店をやりたいならすぐやったらいいのに」とアドバイスをもらうこともあるのですが、確かにそれも一理あると思います。
どう生きて、どう働くかは自分で選択できることで、楽しく働くために自分で道を切り開いていけばいいものです。

そこは、リスクリターンを自分の中でどう判断するかだと思います。
勢いで突き進むのも一つだとは思いますが、実店舗を持つという点において、私の中ではもう少し「やっていける!」と思える基盤が欲しいなと思う面もあります。
なので、今は開業することだけにこだわらず、もっと柔軟に「自分たちに合った働き方」 を模索することも大切だなと思っています。
【変わったこと】
・「カフェ開業」以外の選択肢も考えるようになった。
・収益の柱を複数持つことを意識するようになった。
・どうすれば好きなことを仕事にできるか?を考えるようになった。
まとめ:カフェ開業を目指すことで広がった可能性

カフェ開業に向けて動いたからこそ、“お金” や “経営” について深く学ぶきっかけになりました。
最初は「カフェを開くこと」だけを考えていましたが、今は「もっと自由な働き方」も視野に入れれるようになったのは大きな収穫です。
働いている時間は人生にとって大部分を占めていて、とっても貴重な時間です。

だからこそ、どうすれば楽しく理想に近付けるのか?
そこを考えながら進んでいきたいと思います。
「カフェ開業に興味があるけど、不安もある…」という方にとって、何か夢に向かってのきっかけや気付きになっていただけましたら嬉しいです。

インスタなどでも気軽に話しかけてくださいね♡
コワモテの夫が絵文字を駆使してかわいい返事をすると思います。笑
最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊