ニンニクの香りが弱いは何故?ニンニクがしっかり香る絶品ペペロンチーノの作り方

絶品ペペロンチーノ メニュー開発

ニンニクを使ったパスタなどを作る時に、ニンニクの香りが漂って『めっちゃ美味しそ~!』となりながら作っているのに、いざ完成して食べてみると

『、、あれ?
何かニンニク感弱くない…?』

となることがあるので、原因はなぜなのか、どうしたらお店みたいなニンニク感強めの美味しいペペロンチーノが作れるのか、調べてみました。

この記事を読んでいただくと、きっとみなさんも『ニンニクマスター』になれるはずですo(`ω´ )o

ニンニクの香りが弱くなってしまう原因

ニンニクの香りが弱くなってしまう原因3つ
  • オイルの温度が高すぎる
  • オイルに香りを移す時間が短すぎる(or長すぎる)
  • 仕上げまでに時間がかかりすぎ

どれが一番重要かっていったら、『全部』です。
①~③どれかひとつでもやってしまうと、ニンニクのいい香りは消失します。

 

① オイルの温度が高すぎる

これは、オイルにニンニクの香りが十分に移る前にニンニクが焦げてしまう+高温のせいで香りがすぐに揮発する。

② オイルに香りを移す時間が短すぎる(or長すぎる)

これは、短いとオイルはただのオリーブオイルのままだし、長すぎるとオイルの温度が高くなる原因もなるし、揮発しきってしまう原因にもなる。

③ 仕上げまでに時間がかかりすぎ

これも同じです。炒めている間にどんどん香りが飛んでいってしまうんです。

つまり料理中に『ニンニクのいい香りがする~☆』ということは、その間にどんどんニンニクの香りが飛んでいってしまっているということなのです。

そんなの信じたくない…。

よくペペロンチーノのレシピだと、「火をつける前のフライパンにオリーブオイルを入れて、ニンニクを入れて、弱火で加熱」ってありますよね?

そして次の工程でよくあるのが、「ニンニクが色づき始めたら材料を投入」とか「良い香りが立ち始めたら材料を投入」とか…。

 

まずニンニクの色が変わり始めたら、それはもう「加熱しすぎ」です。
しかも「温度高すぎ」です。

そして「良い香りが立ち始めたら~」っていうのは間違いではないですがここが料理のスタート地点ではありません!

「良い香りが立ち始めたら」ここが(ほぼ)
ニンニクのピーク!!!

ようは、この「ピーク時」に料理を完成させてこそニンニクマスター!
ニンニクの良い香りが漂う、美味しいペペロンチーノができるのです。

時間と手際の勝負なのです。

 

そこで今回のレシピで大事な点はこちらです。

  • ニンニクは低温でじっくり火を入れる(約8分)
  • オリーブオイルの温度は100℃未満を保つ
  • いかにニンニクの香りが飛ぶ前に完成できるか

この点を意識して、では早速作ってみたいと思います♪

 

ニンニク香るペペロンチーノの作り方

材料(3人前)

  • パスタ(300g)
    ※今回使ったのは7分茹でパスタ
  • オリーブオイル(大さじ4ぐらい)
  • ベーコン(100g)
  • ニンニク(4片)
  • 鷹の爪(3つまみほど)
  • ドライパセリ(適量)
    ※イタリアンパセリを使いたかったのですが、近所のスーパーに売ってなかったので、今回はドライパセリを使っています。

 

作り方

① 具材を準備する

ニンニクを薄くスライス、ベーコンを1cm幅に切る。
ベーコンは無しでもOKです。(ただベーコンが好きなのでたっぷり入れてます)

材料

具材を炒める

ベーコンを炒めます。

ベーコンを炒める

ここも大事な点なのですが、具入りのペペロンチーノを作る場合は「先に炒めておく」事。
理由は、香り高いニンニクオイルが出来た段階で、すぐにでも完成にもっていかなければならないからです。

炒まったら、一旦お皿に避けます。

ベーコンを一旦避ける

フライパンを冷ましてから、オリーブオイルとニンニクを入れて火を点けます。
※必ず弱火で低温(100℃未満)を維持すること!

フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れる

③ パスタを茹でる

ここからですが、「ニンニクのピークが約8分後」という点を踏まえて、フライパンに火を点けてから8分後にパスタが茹で上がるように、パスタを茹で始めるタイミングを見計らってください。
(例:10分茹でるなら火をつける2分前、5分茹でるなら火をつけてから3分後)

今回は表示通り7分茹でるので、フライパンに点火してから、1分後にパスタを茹で始めます。
(お湯に対して1.5%の塩を入れてます。)

パスタを茹でる

お好みのタイミングで、鷹の爪を入れます。
(辛めが好みだったら序盤、ほどほどなら5分後ぐらい)

鷹の爪を入れる

この間も、オリーブオイルの温度が上がり過ぎないように気を配ります。
(もしニンニクから泡が出すぎているようなら、茹で汁を加えて温度を下げる)

このへんで、ニンニクの匂いに変化が起きてきます。
始めはトゲのある香りがするのですが、時間がたったら丸い香りに変化していきます。

作りながら、ぜひ香りの違いにも注目です!

パスタの茹で上がり1分前ぐらいにパセリを入れます。

パセリを入れる

直後に茹で汁も加えます。
(この段階で乳化させててもさせなくてもどちらでもいいです。)
(火はずっと弱火で、ニンニクに火が入りすぎないようにソースが完成した時点で火を止めてもいいぐらいです

茹で汁を入れる

パスタが茹で上がったら、パスタを入れます。
(ニンニクの香りもこの時点で良い感じ!)

パスタを入れる

親の仇の如く、一気にひたすら混ぜます。
※良く混ぜることが重要!
(途中で味見して味が薄いなと感じたら、茹で汁か塩を足してください。)

パスタを混ぜる

お皿に避けておいたベーコンを入れて混ぜます。

ベーコンを入れる

完成です☆

ペペロンチーノ

 

食べてみると、確かにいつも作っているペペロンチーノより、鼻からニンニクの香りが抜けて美味しい!!
今まで作ったペペロンチーノの中で、一番美味しかったです。

ぜひ皆さんも作ってみてください♪
調べたり作れば作るほど、ニンニクの奥深さと難しさを感じます。

ニンニクを制するものはパスタを制する。

また勉強して学んだことがあれば記事にしていきたいと思います。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました☆

 

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