「夫婦二人の食費って、みんなどのくらい使っているんだろう?」
SNSや節約サイトを見ると、「うちは多いのかな?」と不安になったり、「もっと減らさないと」と焦ったりすることもあるかもしれません。
ですが、食費は暮らし方や価値観によって本当に人それぞれだと思います。
これぐらいに抑えるのが正解というものではありません。

わが家は夫婦二人暮らしで、食費は毎月の家計の中でも大きな部分ですが、ただ節約するよりも、メリハリを付けることを大切にしています。
この記事では、わが家のリアルな食費の目安と、無理をせずにあなたらしく暮らすための3つの工夫をご紹介します。
食費を見直したいけれど、ストレスは増やしたくない、そんな方の参考になれば嬉しいです。
ぜひ最後まで読んでみてください。
夫婦二人のリアルな食費はいくら?

まずは、わが家のリアルな食費をお伝えします。

わが家では毎月の収支をマネーフォワードMEで付けていて、それをスプレッドシートに落とし込んでいます。
食費の目安はだいたい下記のような感じです。
無理な節約はしていませんが、心地よく使えるラインを意識しています。
| 項目 | 月の平均額(目安) | 備考 |
|---|---|---|
| 食費(自炊中心) | 約45,000~55,000円 | テイクアウト、坂ノ途中の野菜定期便を含む |
| 外食費 | 約5,000~10,000円 | 月1~2回。記念日は少し贅沢に |
| 合計 | 約50,000~65,000円前後 | 夫婦二人で無理なく楽しめるライン |
月によってはもう少しかかることもありますが、この範囲なら気持ちよく過ごせると思えるバランスを保つようにしています。

現在は坂ノ途中の定期宅配を利用しているので、旬の野菜が届いたら、その野菜をメインに自炊をしています。
わが家は夫が料理担当なのですが、食材ロスは絶対にしたくないので、冷蔵庫の中を見ながら「今日は何を作ろうか」と日々夫が新たなレシピにチャレンジしています。
基本は自炊ですが、毎日というワケではありません。

スーパーやお弁当屋さんのお惣菜、ファーストフードのテイクアウトも割と利用します。
また、外食はご褒美のような位置付けです。
夫が休みで気分を変えたいときは、出掛けて外食をしています。
月に1~2回の外食があることで、無理に節約しなくても気持ちのバランスが取れています。

ちなみに私たちはブッフェが大好きで、年に2回ほど記念日に、ちょっとお高めのホテルブッフェに行くのが楽しみになっています。
ここからがポイントです。
食費を見直すときに私自身、大切だと感じていることがあります。
それは、
「できるだけ少なければいい」のではなく、心の満足度も含めて「ちょうどいいラインを探すこと」
食費にかける金額の満足度は人それぞれだと思います。
家計の予算の範囲内で、自分たちがストレスを感じることなく使っても大丈夫な食費を把握していきましょう。

この金額に抑えられていたらOKではなく、自分たちにとって心地よいペースを見つけていくことが、無理のない暮らしに繋がります。
夫婦二人の食費がかかりすぎる原因と見直しポイント

「そんなに贅沢してないのに、なぜか食費が高い…」
そう感じたときは、節約よりも現状がどうなっているのかに目を向けてみましょう。

日々の中で当たり前にしている行動に、少しだけ意識を向けるだけでも、気付きがあったり食費が自然と抑えられることがあります。
原因①:食材ロス

冷蔵庫を開けたら「これ、いつのだっけ?」という食材が出てくること、ありませんか?

わが家でも以前は、買った野菜がしなびてしまったり、調味料を使い切れずに期限が切れてしまうことがありました。
ですが、もったいないを減らす意識を持つだけで、自然と食費も抑えられるようになります。
たとえば、
- 頻繁に冷蔵庫をチェックする
- 余った食材は早めに使い切る
- 無くなりそうになってから買う
完璧を目指す必要はありません。
冷蔵庫の野菜は全部使い切る
そんな小さなルールだけでも、食材ロスは減っていきます。
原因②:買い物の回数が多い

「ちょっとだけ買うつもりだったのに、気付けばカゴいっぱい」このようなことは誰にでもある経験ですよね。
買い物に行く回数が多いほど、つい余計なものを買ってしまう機会も増えます。

私が実家にいるとき、母はほぼ毎日仕事帰りにスーパーに寄ってくれていたのですが、その度に食材はもちろん、冷凍食品やパン、スナック菓子、スイーツなどいろいろ買っていました。
しょっちゅうスイーツが食べられるのは、私にとっては嬉しいことだったのですが。笑
やはり買い物に行く回数が多いと、ムダ買いが増えてしまうのは当然のことなのかもしれません。
原因③:外食・コンビニが増えている

忙しい日や疲れた日が続くと、外食やコンビニに頼る回数が増えてしまうこともあります。

特に外食は一気に食費が跳ね上がるので、注意が必要です。
ですが、ここで「控えないと」と思うより、どうしてそうなっているかに気付くことが大切です。
「夕方になるともう動けない」
「料理を考えるのがしんどい」
そう感じているなら、冷凍食材やレトルトを上手に使ったり、お弁当やテイクアウトを活用したり、作り置きを少し増やすなど、自分を助ける選択肢を作っておくのがおすすめです。
外食を完全になくす必要はありません。

わが家でも、疲れた日は惣菜を買ったり、牛丼で済ませる日もあります。
もし今より食費を抑えたいと思っているなら、出費のメリハリが大切です。
【夫婦二人】わが家の無理しない食費見直しの工夫3つ

食費を見直す上で大切なのは、節約を頑張ることではなく、自分たちに合ったバランスを見つけることだと思います。
ここでは、わが家の食費見直しを心地よく続けられている3つの工夫をご紹介します。
工夫①:食材を大切に使う暮らし

わが家では半年ほど前から、旬の野菜が届く定期宅配を利用しています。
始めたきっかけは「カラダに優しい食材を選びたい」だったのですが、続けてみると意外な変化がありました。
それは、届いた食材を最後まで大切に食べるようになったことです。
これまでは、特売の野菜を買っても使い切れずにしなびてしまったり、冷蔵庫の奥で忘れてしまうこともありました。

ですが、定期便で届く野菜はどれも、生産者さんに大切に育てられたというのが感じられて、自然と「最後まで美味しく食べきりたい」という気持ちになりました。
そのおかげで、食材ロスがぐっと減りました。
また、家に新鮮な野菜があることで、スーパーに行く回数も自然と減りました。
頻繁にスーパーに行っているときは、つい大学芋とかチョコレートとか買ってしまっていたのですが、買い物に行く回数が少し減っただけでもムダ買いが減りました。
節約を意識するよりも、まずは食材を大切にすること。
それが、わが家なりの無理のない工夫の1つです。
工夫②:外食をご褒美デーにして楽しむ

節約を意識しすぎると、ストレスが溜まってしまうこともありますよね。
わが家では、外食をご褒美デーとして、メリハリをつけるようにしています。

普段は家での食事が中心ですが、たまの休日には好きなラーメン屋さんや焼肉に行ったり、記念日にはホテルのブッフェを楽しんだりしています。
メリハリを付けることで、外食がより特別なものになって楽しいイベントになります。
節約も大切ですが、食べる時間そのものを楽しむことも同じくらい大切だと思います。
しんどいから外食にするのではなく、楽しみとして取り入れることで、暮らしの満足度が上がります。
工夫③:節約よりも満足度を優先する

お金の使い方の満足度は、人によって本当に違います。
「食費を抑えると安心する」という人もいれば、「食べたいものを我慢する方がストレス」という人もいます。

私自身、お金の勉強をする中で、節約は目的ではなく手段だと感じるようになりました。
食費を減らすことにストレスを感じるなら、無理に抑えなくてもいい。
その分、他の出費を見直せばいいのです。
わが家は食べることが好きなので、食費はある程度かかってもいいと思っています。

その代わり、外食を月に2回や記念日などに限定し、予算の範囲で楽しむようにしています。
こうしてちょうどいい塩梅を探ることで、心にもお金にも無理がなくなります。
節約はただ闇雲に数字を減らすことではなく、納得して使えるお金の使い方を見つけること。
それが、わが家なりの無理しない食費バランスです。

夫婦で食費を見直すときは、「どこを減らすか」ではなく「どこに使いたいか」を話すのがおすすめです。
使い道を共有できると、自然と無駄も減り、食費を通して夫婦の価値観も揃っていきます。
【まとめ】夫婦二人の食費は節約よりも心地よさを優先しよう!

食費にこれが正解という答えはありません。
夫婦の働き方、暮らし方、食の好みが違えば、使う金額も優先したいことも自然と変わってきます。
大切なのは、
「いくらに抑えるか」よりも「どんな気持ちで使えているか」
無理をして我慢するより、自分たちが気持ちよく納得して使えるお金の使い方を見つけていくことが、家計見直しの土台になります。

わが家も、外食を楽しむ日、家でのんびり食べる日を行ったり来たりしながら、ちょうどいいバランスを探っています。
食費を見直すことは、単に節約することではなく、自分たちの暮らしを見つめ直す時間でもあります。
食材を大切にしたり、食費の満足度を考える中で、「これでいいな」と思える心地よさが見えてくるはずです。
無理をせず、自分たちらしいペースで。

今日の食事が、少しでも心地よい時間になりますように。
今回の記事が、あなたの食費見直しのキッカケになりましたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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