【カフェ開業のよくある失敗5選】原因を理解すれば対策できる！

家族などには前々からそのことは話していたのですが、つい先日私の父親に『商売はそんな甘いもんじゃない。』と軽くお叱りを受けました。笑

父親はずっと自営業をしているので、商売の楽しさはもちろん、大変やさ苦労を知っているからこそ、心配も含めて厳しいことを言ってくるのだと思います。

今回は、カフェ開業にあたって、先をゆく先輩方はどのような失敗をしているのか失敗例をあげて、どのように対策をすれば良いのか考えていきたいと思います。

ぜひ一緒に学んでいきましょう！

　

カフェ開業のよくある失敗5選

1つずつ見ていきます。

1．資金計画の甘さ

収支の見積もりが甘く、『数字を雑に扱う』と失敗します。

運転資金不足すると、仕入れや固定費（家賃・人件費など）を支払うのが大変になってきます。
そうするとサービス低下にも繋がり、最後は資金ショートします。

例えばこんなケースがありました。

・開業初期の赤字期間を3ヶ月と見積もっていたけど、実際には6ヶ月以上かかって資金ショートした。
・季節や天候による売上の変動を考慮せず、資金繰りが悪化した。
・席数のみで客数を売り上げを見積もり、実際の客数が予想の半分以下だった。
・水道光熱費などの間接費を正しく計算せず、実際の経費が予想を大きく上回った。

　

2．立地選定の失敗

目標のターゲット層と実際の客層のミスマッチなどが引き起こす悲劇です。
コンセプトによって合う立地は変わってくるので、事前の調査が必要です。

・健康志向の高級カフェを学生街に出店し、客層とのミスマッチが起きた。
・オフィス街に出店し、休日の集客に苦戦した。
・類似コンセプトのカフェがすでに多数存在する地域に出店し、差別化が困難だった。
・人口が多くても、人通りの多い道に面していない2階に出店したため集客に苦戦した。

　

3．効果的な集客の欠如

「お客様は自然に来てくれる」という思い込みは大間違いです。

お店の存在を知らない人はそもそも来てくれません。
知ってもらってこそお客様の行く選択肢となりうるのです。

・SNSやウェブサイトの活用が消極的で、店舗の存在自体が地域の人々に認知されなかった。
・Googleのネット検索対策怠り、オンライン上で見つけてもらえなかった。
・看板などの工夫やアピールがなく、来店の動機づけが弱かった。
・新規客の獲得にばかり注力し、リピートに向けた対策がなく、安定した売り上げを確保できなかった。

　

4．過大な初期投資

理想にこだわりすぎて初期費用が莫大になって運転資金が確保できていないケース。

あとから豪華に、あとから大きく、はいくらでもできます。
初心者は特に、『初めは小さく』、スモールスタートが鉄則です。

・こだわりすぎた高級内装や家具の費用負担が多く、運転資金が不足した。
・一等地の物件を選んだため、家賃が高額になり、毎月の固定費を圧迫した。
・最新の高級エスプレッソマシンなど、必要以上に高価な機器を購入し、初期投資が膨張した。
・キッチン設備を過剰に整えすぎて、実際の使用頻度と合わなかった。

　

5．メニュー設計の失敗

メニューが増えると、当然ながら食品ロスや作業量も増えます。
原価率の高いメニューも戦略的にあるのはOKですが、そればかりでは経営が成り立ちません。

・ワンオペで、調理法や食材が全く異なる多種類のメニューを提供した。
・メニューが多いことで仕込みに時間がかかり、長時間労働の原因となった。
・商品と価格のバランスが悪く、お得感がないとお客様に判断された。
・原価率が高すぎるメニューを提供し、利益が出にくい構造になった。

　

まとめ

今回は、カフェ開業においてよくある失敗はどのようなものがあるのか、どのような考え方が大切なのかも合わせて解説しました。

失敗がダメと言っているわけではありません。

【失敗は成功のもと】という言葉もあるように、失敗は成功への一歩で貴重な学びの機会です。
成功への近道は、『最速で小さな失敗を経験していくこと』です。

先をゆく先輩方が経験した失敗を活かして、自分たちの学びとして夢を実現させていきましょう。

今後も勉強したことや私たちの進捗などを発信してきますね♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました😊