共働きなのに家事分担がおかしい!心がラクになる考え方と3つの工夫

食と暮らしの工夫
こんな風に悩んでいませんか?

共働きなのに、自分ばかり家事してる気がする
分担してるつもりなのに、なんか不公平

現代は共働きがスタンダードになっているので、そう感じている方も多いのではないでしょうか?

家事のバランスは、数字や時間だけでは測れないものです。

お互いがどんな気持ちで、どんなペースでやっているかによっても、感じ方は変わります。

わが家は、私は在宅で仕事をしているのですが、料理は夫が担当しています。

その他の掃除や洗濯などの家事はほとんど私がしていますが、お互いに不満はありません

お互いになぜ不満がないのか考えてみると、「いつもありがとう」とお互いが自然に言い合って、お互いに感謝の気持ちを抱いていると感じられるからこそ、心地よく過ごせているのかもしれません。

この記事では、「共働きなのに家事分担がおかしい」と感じる理由を整理しながら、

この記事ではこんなことが分かります
  • 無理せず心地よく暮らすための考え方
  • 現実的にできる小さな工夫

をお伝えしたいと思います。

家庭ごとのちょうどいい形を見つけるためのヒントになれば嬉しいです。

 

家事分担がおかしいと感じるのは自然なこと

共働きなのに、家事の負担が偏っている気がする
自分ばかり頑張っている気がして、おかしいと感じる

そう感じることは、決して特別なことではありません

私の妹も会うたびに、家事に関してあーだこーだと不満・嘆きを語っています。笑

家事分担の「おかしさ」というのは、必ずしも家事の量や時間の差だけではありません。

たとえば、自分がどれくらい疲れているか、相手がどれくらい協力してくれているか、といったことも感情に大きく影響してきます。

そうした見えない部分への気遣い感謝が伝わらないと、たとえ分担のバランスが取れていたとしても、不公平に感じてしまうことがあります。

また、SNSやテレビで理想の夫婦像を見たり、家事は平等に分担するのが当たり前といった言葉を耳にすると、どうしても自分の家庭と比べてしまうこともありますよね。

でも、家庭の形やライフスタイルは人それぞれです。

仕事の忙しさ、体力、性格、得意・不得意、どれを取っても同じ夫婦はいません。

だから、「うちはこういう形で成り立っている」と気付けることの方が大切です。

わが家も、料理は夫・掃除や洗濯は私と分かれていますが、お互いに「助かるわ〜」「ありがとう!」と言い合うことで、自然と心地よいバランスが取れているように感じます。

「おかしい」と感じるのは、自分ばかり損しているというより、どうしたらもっとお互いに気持ちよく過ごせるだろうと考えているというポジティブな感情です。

その感覚を持てていること自体が、家庭を大切にしているということなのです。

 

共働きで家事分担がおかしいと感じやすい3つのズレ

家事分担がおかしいと感じる背景には、実際の家事量よりも、感じ方や認識のズレが関係していることが多いように思います。

ここでは、共働き夫婦がぶつかりやすい「3つのズレ」をご紹介します。

 

感謝や労いの言葉が足りないズレ

どちらかが頑張っていても、それが当たり前になってしまうと感謝の気持ちが伝わらず、「自分ばかり…」という気持ちに繋がりやすくなります。

たとえ完全な平等でなくても、「ありがとう」「助かるよ」のひと言があるだけで、驚くほど空気が変わります。

わが家では、夫が料理を担当してくれていますが、そのたびに「今日もありがとう~美味しかった!」と伝えるようにしています。

すると夫も「洗濯や掃除してくれてありがとう」と言ってくれます。

このやりとりがあるだけで、家の中にとっても穏やかな空気が流れます。

 

目に見える家事と見えない家事のズレ

料理や掃除のような目に見える家事は、頑張りが伝わりやすいですが、買い出しの計画や、ゴミ出しのタイミング、洗濯物を取り込むタイミングなど、段取りのような見えない家事は、気付かれにくいことがあります。

見えづらいからこそ相手も気付かなくて、「自分だけこんなに頑張っている」と、モヤモヤしてしまいます。

自分だけではなく、「お互いに見えていない部分もあるかも」と意識してみるだけで、おかしいという感情が少しやわらぐことがあります。

 

公平さを求めすぎてしまうズレ

家事分担は50:50にしようとすると、かえって息苦しくなることがあります。

人には得意・不得意もあれば、仕事の忙しさや体力の波もあります。

「今日はお願いしてもいい?」
「今日は疲れてるからお惣菜にしよう!」

そんな風に、その日の状況で柔軟に変えていくのが、続けるコツかもしれません。

わが家でも、夫が疲れている日は料理はせず、「今日はオリジンのお弁当にしよう!」と二人で決めることもあります。

お互いが無理をしない範囲で支え合う、それが、家事を長く気持ちよく続けるための一番の秘訣だと思います。

この3つのズレを知っておくだけでも、「うちの分担、おかしいのかも」という気持ちが少し整理できるはずです。

大切なのは、正解を見つけることではなく、お互いが気持ちよく過ごせる形を二人で一緒に探していくことです。

 

わが家の無理しない家事分担スタイル

わが家の家事分担は、とてもシンプルです。

料理は夫、掃除と洗濯、その他もろもろは私。

お互いの得意や好きに合わせて、自然にこの形になりました。

在宅で仕事をしている私は、時間の融通がきく分、掃除や洗濯などの日中に済ませやすい家事を担当しています。

一方で、仕事で外に出ている夫は、帰宅後にごはんを作ってくれます。

買い物も一緒に行きます。

なので、日によっては晩ごはんを食べるのがまぁまぁ遅くなる日もあるのですが、一緒に買い物に行くのも楽しいので一緒に行っているという感じです。

疲れている日はお惣菜を買ってきてくれたり、「今日はすき家にしよっかなぁ」と提案してくれます。


その時の気分で休む日があるからこそ、また次に「今日は何か作ろうかな」と思えるようです。

どちらかが「やらないと」と無理をしていたら、今のような心地よいバランスは保てていないと思います。

  • できる方がやる
  • できない日は頼る

それをお互いに許せる関係こそ、続けていける家事分担の形なんだと感じています。

また、分担というよりは「一緒に暮らすためのチーム戦」と考えると、少し気持ちがラクになります。

夫が料理をしている間に、私は調味料を出したり、食後は私が洗い物をしている横で、夫が炊いたごはんを冷凍してくれたりします。

一緒に家事をする時間があると、「ありがとう」の言葉が増えて、二人の関係性もより尊いものになります。

完璧に分けようとしなくてもいいのです。

できる範囲で支え合えたら、それで十分。

そんな無理のない家事分担が、私たちにとってちょうど良いカタチになっています。

 

家事分担を心地よく続けるための3つの工夫

家事分担は、正解を探すことよりも、どうすればお互いが気持ちよく続けられるかが大切です。

ここでは、わが家の経験をもとに、無理なく関係を保つための3つの工夫をご紹介します。

 

工夫①:完璧を求めない

「分担表通りにしないと」「公平にしないと」と思うほど、モヤモヤが増えていきます。

家事は毎日のことなので、その日の体調や気分で波があるのが普通です。

夫が疲れている日は私が少し多めにやる、私が忙しい日は夫にお願いする。

そんなゆるい協力プレーが、家事分担を長く続けるためのコツだと思っています。

 

工夫②:感謝の言葉をためらわない

これが、本当に大事だと感じています。

どちらかが当たり前のように家事をこなしていると、気付かないうちに「やって当然」になってしまいがちです。

でも、「ありがとう」のひと言があるだけで、お互いの気持ちは軽くなります。

わが家では、料理をしてくれた夫に「今日もありがとう」と伝えると、夫も「洗い物をしてくれてありがとう」と返してくれます。

そのやりとりがあるだけで、家事の気持ち的な負担感がなくなります

 

工夫③:二人にとって心地よい時間をつくる

家事も仕事も、毎日頑張っていると、休むことさえなんとなく後ろめたく感じてしまうことがありますよね。

でも、ちゃんと休む時間を作ることは、むしろ長く続けるための大事な力になります。

日曜日なども、わが家ではどちらかが疲れているなと感じたら、無理に出かけたりせず、家事は最小限にして、それぞれの過ごしたいように過ごしています。

私はYouTubeを見たり、夫は録画していたバラエティや映画を観たりしています。

最近は一緒にパン屋さんに行くことにハマっています。

二人が心地よいと感じることなら、特別なことをしなくても何でもいいのです。

  • 好きな香りのアロマを焚く
  • 一緒に少しだけ散歩に出る
  • 好きな音楽をかけてのんびりする

そんな小さなことでも、気持ちは驚くほど軽くなります。

家事分担も同じで、「頑張る」と「ゆるめる」をバランスよく繰り返すことが大切です。

「あれやって!これやって!」と日々家事を強制してしまうと、家庭内の雰囲気はどんどんピリピリしていきます。

二人がリラックスする時間を作ると、自然と「よ~し、やるかぁ」と思える心の余裕が戻ってきます。

お互いにそういうオフの時間を尊重し合える関係が、無理なく続く家事分担の一番の秘訣だと感じています。

 

【まとめ】家事分担の「おかしい」を「ちょうどいい」に変えるために大切なこと

共働きの家事分担は、「どこまでやればいいの?」「うちはおかしいのかな?」と感じる瞬間がありますよね。

でも実は、おかしいの基準なんて、誰にも決められないものです。

家庭の形も、仕事のスタイルも、性格も、それぞれ違います。

だからこそ、うちにはうちのちょうどいいバランスを見つけることが、一番大切なんだと思います。

わが家は、私自身「夫の負担が大きいかな?」と感じることもありますが、お互いが「ありがとう」と伝え合いながら過ごせている今が、私たちにとってのちょうどいい形なのだと感じています。

家事分担は、完璧である必要はありません。

その時の状況や気持ちに合わせて変えていけばいいですし、時には立ち止まって、ゆるめたり、話し合ったりすればいいのです。

「おかしい」と感じたら、それは二人の関係を見直すタイミングのサインです。

無理をせず、お互いを思いやりながら、自分たちらしい形を見つけていけば、それがきっと一番心地いいはずです。

あなたのちょうどいいが、少しずつ見つかっていきますように。

そしてその先に、家の中にあたたかな笑顔が増えていくことを願っています。

料理が楽しくないなと悩んだときは、【自炊をもっと楽しくするコツ】の記事もあるので、良かったら読んでみてください。

この記事が、少しでも心が軽くなるきっかけになりましたら幸いです。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。