「料理が上手くなりたいけど、何から始めたらいいか分からない」
「料理が苦手で自信がない」
そう思って、レシピを検索したり、上手な人のSNSを見たりしたことがある方も多いと思います。
でも、頑張ろうとすればするほど、思い通りにできない時もあったりして「なんで私は上手にできないんだろう」と落ち込んだりしてしまうこともありますよね。
実は、わが家では夫が料理をしてくれています。
なので、私は料理は上手くありません。

レシピなどを見て作れば、作れるっちゃ作れますが、上手いとは程遠いと感じています。
そんな私ですが、夫の作るごはんを食べながら、料理って上手い下手よりも、「何でもチャレンジしてみることが大事」なんだなと感じています。
夫の料理を横で見たり、味を楽しんだりする中で、上手くなることよりも、料理とどう向き合うかが大切なんだと思うようになりました。
この記事では、料理が得意でなくても、自分らしく上手くなっていける考え方をお伝えします。
料理に苦手意識がある方の、少しでも心が軽くなるきっかけになれば嬉しいです。
料理が上手くなくても、料理を楽しむ力は育てられる

料理が上手い人を見ると、「あの人はセンスがあるから」「私には無理」と思ってしまうことがありますよね。
でも実際は、料理のセンスというよりも、料理を楽しむ力があるかどうかの違いなのかもしれません。
先ほどお話ししましたが、わが家では、今は夫が料理を担当しています。

最初から上手だったわけではなく、むしろ最初は失敗も多かったです。
味が濃すぎたり、薄すぎたり、手順を間違えることもあります。
それでも夫は落ち込むことは一切なく、「もうちょっとこうしたら良かったなぁ、次はこうやって作ってみたい」と次へのステップとして捉えていました。
そんな夫の姿を見ていて、私は「料理って上手い下手よりも、トライしてみるという経験が大事なんだなぁ」と感じるようになりました。
完璧にできなくても、楽しみながらやっている人は、少しずつ自然に上達していくんですよね。
作るたびに「今度はこうしてみよう」「この味、意外とおいしいかも」と、自分の中に小さな発見が増えていって、その経験が料理のクオリティーを上げていってくれます。

上手くなるために必要なのは、もっと頑張ることではなく、今日も何となくこれを作ってみようと思える気持ちの余裕かもしれません。
その気持ちがあるだけで、いつの間にか料理を少しずつ楽しめる自分に変わっていくように思います。
わが家では夫が料理担当なのですが、そんな関係についてはこちらの記事で詳しく書いているので、良ければご覧ください。
👉 【在宅ワーク妻でも料理担当は夫】普通に捉われない「わが家のカタチ」
料理を上手くなろうと思いすぎないことも大切

「料理が上手くなりたい」と思う気持ちはとても素敵なことです。
でも、その気持ちが強くなりすぎると、いつの間にかプレッシャーになってしまうことがあります。

私も以前、レシピを見ながら作っても思った味にならなくて、「失敗したー、おいしくない!何でこんなことに、、、」としょんぼりすることもありました。
そんなときに夫から「おいしいやん!作ってくれて嬉しい」と言われて、気持ちがラクになったことがあります。
上手くならないと、ちゃんと作らないと、と思えば思うほど、できなかった自分を責めてしまいます。
ですが、料理は点数をつけるものではないですし、正解も人によって違います。
たとえば、焦げたおかずでも、誰かと笑いながら食べれば、それはそれでおいしい時間になります。
そうやって、うまくいかない日も受け入れながらチャレンジしていくことが、結果的に上手くなることに繋がっていくのかもしれません。

だから、もし今「上手くなりたいのに思うようにできない」と感じていたら、頑張りすぎていないか自分に優しく問いかけてみてください。
頑張ることよりも、楽しむ余白を残してあげましょう。
そのゆとりが、料理をもっと心地よい時間に変えてくれると思います。
料理上達の近道は、おいしい経験を増やすこと

料理が上手くなるには、作る練習を重ねることが大事だと思われがちですが、実はおいしい経験を増やすことも、上達の近道だと思います。
私は自分で料理をいろいろ作ってきたわけではありませんが、夫が料理をしているところを見たり、食べる中で「こういう味にするにはこれを入れたらいいのか」とか「この組み合わせおいしいな」と新しい発見をすることがよくあります。
特に夫は自分なりのアレンジをして、チャレンジするのが好きなタイプなので、いろんなおいしい味に出会えます。

それはつまり、味の引き出しを増やしているということです。
食べた経験が増えるほど、「こういう味にしたい」「この食材はこう使うといいかも」と自然にイメージが広がっていくのだと思います。
坂ノ途中で届く野菜も、私たちにとってはそんな発見のきっかけです。
知らなかった野菜や、初めて調理する野菜との出会いがたくさんあります。

それを夫がどう調理するかを見るのも楽しくて、「へぇ~こんな食べ方もできるのか!」と感心することもしょっちゅうです。
料理は作るだけではなく、食べる、感じることも大事なんだと思います。
おいしいと感じる瞬間をたくさん重ねることで、自然と「次はこうしてみよう」という気持ちが芽生えていって、自分の中の引き出しが増えていきます。
つまり上手くなるために必要なのは、努力よりもまず、おいしい経験を増やすことです。
その積み重ねが、あなたの中の料理の感覚を少しずつ育ててくれるはずです。

「坂ノ途中の野菜ってどんなものがあるの?」という方は、坂ノ途中で届いた珍しい野菜をまとめた記事もあるので、良ければご覧ください。
👉 これ知ってる?坂ノ途中で届いた「はじめまして野菜」体験談!
誰かのために作る気持ちが、自然と料理上達につながる

料理というのは不思議なもので、自分のために作るよりも誰かのために作る方がうまくいくことがあります。
わが家では今は夫が料理を担当していますが、夫が楽しそうにキッチンに立っている姿を見ると、「私のためにおいしいごはんを作ってくれているんだな~」と思って、とてもホッコリした気持ちになります。

夫が作る料理は、さすがにプロのように上手ではないですが、どんな料理にも優しさ、愛情が詰まっています。
味付けが少し濃かったり薄かったりしても、「こんなん作れてすごいー!おいしいねぇ」と言葉にすると、「もう一回作ったらもっと上手くできるはず」と夫も嬉しそうにしています。
そのホッコリした時間は、料理は技術だけじゃなく、相手を想う気持ちがあるからこその、特別なかけがえのないおいしい時間なのだと思います。
そして、その気持ちがあるからこそ、「次はもう少しこうしてみよう」と工夫するようになって、自然と料理が上達していくのだと思います。

もし今、「上手くならない」と焦っている人がいたら、誰かの笑顔を思い浮かべながら料理してみてください。
家族でも、友達でも、自分自身でも構いません。
「おいしいね」と言ってもらえることが、きっと次の一歩を踏み出す力になります。
ありきたりな言葉かもしれませんが、料理は誰かを笑顔にできる、ちょっとした魔法みたいなものです。

「おいしい料理を作ってあげたいな」そのあったかくて優しい気持ちを込めている時点で、あなたはもうすでに「料理上手」なのかもしれません。
料理に前向きになりたい方は、こちらの記事もおすすめです。
👉 自炊が楽しくなるコツ5選!「作らなきゃ」が「作りたい」に変わる
【まとめ】「料理が上手くない」と悩まないで!やさしいごはん時間を増やそう

「料理が上手くなるには?」という問いの答えは、きっと一つではありません。
技術的に上手くなることも大切かもしれませんが、一番大事なのは、料理とどう向き合うかだと思います。
焦がしても、味が濃くても、それも素晴らしい自分の料理です。
誰かを想って作る気持ちや、「おいしい」と言い合える時間こそ、料理の一番あたたかい大切な部分なのではないでしょうか。

私自身は今、夫の料理を食べる側ですが、料理を通して「思いやり」や「感謝」の気持ちをたくさんもらっています。
料理が得意かどうかよりも、その時間を通して笑い合えたり、心が満たされることの方が、ずっと豊かなことなんだなと感じています。
だから、「上手くならなきゃ」と思いすぎなくて大丈夫です。
まずは、やさしいごはん時間を一つ増やすところから始めましょう。

今日の食卓に、小さな「おいしいね」と笑顔が一つ増えたなら、それがもう、上達の立派な一歩になっています。
今回の記事が、料理に苦手意識がある方の、少しでも心が軽くなるようなヒントになっていれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。