【在宅ワーク妻でも料理担当は夫】普通に捉われない「わが家のカタチ」

食と暮らしの工夫

夫が料理担当だけど、自分は何もしていない気がして申し訳ない
夫が料理をしてくれるけどダメなこと?

共働きや家事分担が当たり前になった今、「夫が料理担当だけど、私は何もしていない気がする」「家事の負担が偏っている気がする」と感じて悩む方も多いのではないでしょうか。

役割分担が変わることで、どうしても罪悪感やバランスへの不安が生まれやすいものですよね。

でも、実際には夫婦ごとに分担のカタチや感じ方は違います。

私自身は在宅で仕事をしているのですが、料理は夫がしてくれています。

ですが、お互いを思いやることで、楽しく日々を過ごしています。

ギクシャクすることや罪悪感を感じることもありません。

この記事では、よくある「家事の偏り」や「罪悪感」が生じる理由、そして実際のエピソードをご紹介しながら、わが家流・夫婦で肩の力を抜いてうまくやっていくコツをお伝えします。

今日から気持ちも家事も、もっとラクに前向きに捉えていきましょう!

 

夫が料理担当になることで「モヤモヤ」が生じる理由

夫に料理をしてもらうことでモヤモヤを感じている女性の方も多いと思います。

まずは、なぜそのモヤモヤを感じてしまうのか、原因を見てみましょう。

 

罪悪感を感じてしまうのなぜ?

家事分担は「平等にしなきゃ」「ちゃんとやらなきゃ」と思えば思うほど、かえって心のバランスを崩してしまうことがあります。

特に夫が料理を担当している場合、「自分ばかり負担をかけているのでは」「私は楽をしているのでは」と無意識のうちに罪悪感を感じてしまう人も少なくありません。

でも実はそれは、誰かが悪いわけでも、努力が足りないわけでもありません。

少し前までは「家事=妻の役割」という価値観が強く、“やってもらう”ことに慣れていない私たちや親世代が多いからです。

頭では「分担して当たり前」と分かっていても、心のどこかで「私がしないと」と思ってしまう。

その小さな意識のズレが、罪悪感に繋がります。

 

家事の偏りを感じるのはなぜ?

家事の偏りを感じている女性も多く、そのように感じることは自然なことです。

家事って、目に見えない負担がたくさんありますよね。

時間のかかるものもあれば、気持ち的に負担に感じるものもあったり、単純に「分担している」だけでは、なかなかバランスが取れているとは感じにくいものです。

たとえば、料理は夫が担当していても、洗い物や片づけ、買い出し、日々のちょっとした段取りなど、他の部分がどちらか一方に偏ると、「私ばかり頑張っているかも」「任せきりで申し訳ないな」と感じてしまうこともあります。

さらに、言葉にしないままだと、お互いの「ありがとう」や「ちょっとしんどい」が伝わらず、気まずさや小さなすれ違いが生まれてしまうこともあります。

でも、こうした気持ちを抱くのは決して特別なことではありません

どんな夫婦でも、分担のかたちが変われば少しずつ心のバランスも揺れるものです。

だからこそ、「なんとなくモヤモヤするな」と感じたときこそ、一度立ち止まって話したり、できることを柔軟に分け合ったりすることが大切です。

お互いを思いやりながら調整していくことで、家事も気持ちも、少しずつラクになっていくはずです。

 

まさかのきっかけで、夫が料理担当になった話

家事や分担のことで悩んでいるのは、決してあなただけではありません。

ここで、私の妹夫婦のエピソードをご紹介します。

妹夫婦は共働きで家事の多くを妹が担っていた時期がありました。

特に苦手な料理が一番のストレスで、「結婚してから毎日が必死で、楽しいと思ったことがない」と正直な気持ちを夫に伝えたそうです。

聞いたときは、「だいぶストレートな表現だな」と笑ってしまったのですが。笑

すると、旦那さんは思いもよらず「そんなにつらい思いをしているなんて気付かなかった!」と泣きながら謝ってくれたそうです。

それからというもの、旦那さんは人が変わったように毎日料理を担当し、家事も自然と協力してくれるようになったそうです。

妹の話を聞いて、改めて感じたのは、“お互いがどう思っているか”をきちんと伝えることの大切さ。

言葉にしないままだと伝わらないことって、意外と多いんだなぁと改めて感じました。

結果的に現在妹は「家事のストレスが減った」と喜んでいます。

 

私の夫が料理担当になったきっかけ

私の夫が料理をするようになったのは単純な理由でした。

夫は食べることが大好きです。

ごはんも好きなのですが、特にパスタが好きでした。

パスタってお店で食べるととっても美味しいんですが、一人前の量はある程度決まっていますよね。

夫はいつもお店で食べると「量が少ない、足りない」と嘆いていました。

美味しいパスタをお腹いっぱい食べたい → 自分で作ったら自分の好きな味のパスタが低コストでお腹いっぱい食べられる → よし!自分で作ろう!

こんな感じで、パスタをよく作るようになりました。

作ってくれるパスタが本当に美味しく、「美味しい~!また作って~!」と言っていたら、いろいろ作ってくれるようになりました。

 

夫が料理をするときの「今のわが家のスタイル」

今では、料理をするのは完全に夫になったのですが、料理の全部を丸投げしているわけではありません。

料理をするときは私も一緒にキッチンに立って、調味料を出したり、洗い物をしたり、お皿を出したりしています。

その間に「今日こんなことがあった」とか「家族からこんなラインが来た」とか話をしてコミュニケーションを取っています。

食べ終わったあとは、私が洗い物やキッチンの掃除をして、その間に、夫は炊いたごはんの余りを冷凍してくれたりしています。

 

モヤモヤしないために大切な3つのこと

ここでは、妻の皆さまがモヤモヤしないために、私が大切だと思っている3つのことをお話しします。

 

モヤモヤ対策1:「ありがとう」を言葉にする

先ほどの妹の例にも出しましたが、いくら家族でも言葉にしないと伝わらないケースは多々あります。

感謝を感じたらすぐ伝えるようにしましょう。

私たち夫婦は、毎日お互い「何回ありがとうを言ってるんやろ?」と思うぐらい、しょっちゅう感謝の気持ちを伝えています。

ごはんを作ってくれてありがとう
食べてくれてありがとう

これだけであたたか~い気持ちになります。

もし旦那さんが返してくれなくても、あなたが「ありがとう」と思えば、素直に「ありがとう」を伝えればいいのです。

 

モヤモヤ対策2:お互いの得意を尊重する

夫は料理は得意なのですが、片付けとか苦手です。

料理するときも結構散らかしますし、汚します。笑

でも調理器具を使うときは「洗い物大変やけど、これ使ってもいい?」と聞いてくれたり、気遣ってくれていることが伝わるので、こちらも「いいよ~」と穏やかな気持ちでいられます。

お互いの得意を尊重する、お互いを思いやることが大切です。

 

モヤモヤ対策3:結局奥さんはニコニコしているのが一番

旦那さんは奥さんが大好きなのです。

旦那さんは奥さんが家でニコニコしてくれていると嬉しいのです。

奥さんが家で穏やかな気持でいてくれると、旦那さんにとって家が安らぎの空間になります。

そうすると自然と夫婦の関係が安定していきます。

そうは言っても、目まぐるしい日々の中でイライラすることもあるでしょう。

それでもせっかく夫婦一緒にいるのだから、お互いがお互いを思いやることを大切にしましょう。

お互いを思いやれば、「こんなにイライラしてごめんね」と自然とそんな気持ちになってくるものです。

 

【まとめ】夫が料理担当で良かった!それぞれの夫婦のカタチ

今回は、「夫が料理担当だけど、私は何もしていない気がする」「家事の負担が偏っている気がする」と悩みを持つ方に向けて、どのような心持ちでいれば良いのか、わが家のエピソードや妹のエピソードをもとに、私なりの考えをお話ししました。

  • 夫婦のカタチに正解はない
  • 感謝・笑顔・思いやりの3つがあれば、どんな分担も心地よくなる
  • 「自分の家庭もこれでいいんだ」と思えたら、それが一番の幸せ

せっかく夫婦が一緒に暮らしているので、わだかまりなく、お互いに毎日をゴキゲンに過ごせたらそれが一番心地よく幸せなことだと思います。

夫が料理担当のご家庭は、それぞれの理由があってそのような分担になっているので、何も不安になることはありません。

感謝の気持ちがあるのなら、素直に「ありがとう」と言えばいいのです。

「ありがとう」の気持ちは自然と巡っていきます。

今日からまた、旦那さんと過ごす日々を大切に生きていきましょう!

家事分担で悩む方の、少しでも「心が軽くなるヒント」になれば嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。